Power Platformワークフローテンプレート導入サービス
・キーワード
Power Platform / Power Apps / Power Automate / Power BI / DX推進 / 業務効率化
ENEOS 株式会社様
・業務内容
「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」との両立に向け挑戦し、企業価値の最大化を目指す。
左から、ENEOS株式会社IT戦略部
大城様、稲垣様、グループマネージャー 上原様、伊藤様、
ENEOS株式会社内部統制部
髙橋様、村上様
※本ページの掲載内容は導入当時の情報となります
「ENEOSでは、各部署における内部統制の自己点検のために専用のクラウドサービスを利用していましたが、そのサービスの終了に伴い後継システムの導入を検討し始めました。
後継システムの検討においては、単なるサービスの置き換えにとどまらず、点検業務の効率化を目指しました。
従来はシステム内で業務が完結せず、データの転記やメール連絡などの単純作業や調整業務が発生し、時間を要していました。具体的には、点検用シートをExcel形式でダウンロードし、担当者にメールで配布、点検結果を記載したシートをメールで回収し、システムにアップロードするという作業プロセスを行っていました。
今回のシステム更新においては、これらの作業プロセスをシステム内で完結させることで省力化を図り、ユーザがリスク評価やコントロールの設定など、付加価値の高い業務に集中できることを目指しました。」(ENEOS 髙橋様)
髙橋様
課題解決にはグループウェアでの構築が適していると判断し、ITガバナンス・保有ライセンス有効活用の観点から、すでに社内で展開されているPower Platformをシステム基盤として採用することとした。
「Microsoft 365、Power Platformを活用しての豊富な開発実績と、当社内部統制点検業務への理解をいただき、業務内容に見合った最適なシステムの提案をいただけたことから、パートナーとして選定させていただきました。」(ENEOS 伊藤様)
伊藤様
「Power Platformをアプリケーション基盤に活用することで、大量のデータを横断的に検索することのできる「カスタム検索アプリ」や、リマインド・承認ワークフロー等の重要なメールを通知する「通知機能」を備えました。点検項目の入力・承認・管理などといった機能の利用を、Power Apps キャンバスアプリ内で完結して行うことができるようになりました。また、ID管理・アクセス権管理およびセキュアなアクセスについても効率的に実現しました。
要望に応じて各項目の表示やサイズ、位置、色などレイアウトについても自由に変更できるよう、直感的でわかりやすい UI を提供しています。」
(ENEOS 大城様)
大城様
「Power Automate・Power BIの機能を駆使することで、単純業務の自動化やRCM*情報の活用が容易なシステムを実現しています。
点検項目の入力や担当する点検項目のステータスをグラフで確認できる機能、ユーザビリティに配慮したUI を実装しています。また、アプリ内で完結した承認ワークフロー(対象者にメール通知が飛ぶ)やリマインド機能を提供することで、点検業務を効率的に行えるようになりました。」
(ENEOS 稲垣様)
*RCM(リスクコントロールマトリクス):内部統制の整備・運用状況を評価するための重要なツールで、業務プロセスにおけるリスクとそれに対応する統制活動(コントロール)を一覧化した表(マトリクス)のこと。
稲垣様
Microsoft製品群の親和性で
機能性とUI/UXが向上
Microsoft製品群の親和性により、セキュアかつ手間の少ないSSO(シングルサインオン)を提供し、旧システムから機能性とUI/UXが向上した。
情報の一元管理と
伝達・共有スピードの向上
データ管理をExcelベースからデータベースに変更したことで、一元管理が容易となり、データを確認しながら作業を行うことができるようになった。
これにより、情報の伝達・共有のスピードがアップし、各グループでの進捗状況が一目で分かるようになった。
システム内で点検業務を完結
課題・問題点の共有を実現
ワークフロー(点検結果の承認)を組み込み、実務担当者から内部統制担当者、GM以上の上位承認者まで、点検業務の課題・問題点を共有し承認する仕組みとなったことで、これまで以上の認識度の向上、ペーパレス化を図ることができた。
状況確認画面
ワークフロー図
村上様
「同システムの導入に伴い、ユーザから利用方法等の問合せを受けることが想定されましたので、コムチュア様のお力をお借りして問合せ対応ツールを開発しました。
現在、このツールに問合せ内容のデータが蓄積されてきましたので、そのデータを使って類似する質問について自動回答するチャットボットを作る構想を持っています。」(ENEOS 村上様)